日本からの
創薬開発の加速
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J-PDX®とはAbout

近年、より患者さんの抗がん薬の効果を予測できる手法として、患者腫瘍移植モデル(PDXモデル)が注目を浴びています。PDXモデルは免疫不全マウス(マウスの免疫力を強く抑え、拒絶反応が起きにくいマウス)に患者さんの腫瘍組織をそのまま移植する手法です。マウスという生体の中で腫瘍は三次元的に増殖することができるため、シャーレの中で培養する場合に比べて、患者さんの体内での腫瘍の増殖に似た状況となります。PDXモデルでは、作製された腫瘍の組織構造が患者さんの腫瘍の組織構造と近似しており、腫瘍の不均一性が保たれ、さらに遺伝子異常が維持されるという特性が報告されています。また、患者さんの抗がん薬の効果とPDXでの抗がん薬の投与結果が高い一致率を示すという報告もあり、より患者さんでの有効性を予測できるモデルとして注目されています。J-PDXは、日本における抗がん薬の開発を促進し、より迅速により有効性が高い抗がん薬を患者さんへお届けするために、国立がん研究センターが樹立・集積している日本人がん患者腫瘍移植モデルです。

※J-PDXは国立がん研究センターの登録商標です

  • 総登録数2013
  • 総生着数655

※ 2024年3月29日時点のデータ

会員専用サイト“J-PDX CATALOG”

“J-PDX CATALOG”は、J-PDXライブラリーに納められているPDXモデルを詳細に検索するためのサイトです。

国立がん研究センター